ある犬の話し
チカ「…鎖、重たくて邪魔だね…」


チカは麿を抱っこしたまま鎖を外して散歩した。


大きな麿は、チカの首元に顔をぴったりとふっつけて黙って抱っこされてた。


チカ「ウフッッ♪麿は重いなぁー。
大きくなっても赤ちゃんみたいだね
(*≧v≦*)ウフフッ」


その時、麿は「ワン!!!」
大きく吠えてチカから勢いよくジャンプした!!!


そして…何時もの散歩コースとは反対側に勢いよく駆け出して行った!


チカ「マァ~ロォ~!!!」


チカが呼んでも振り返る事無く、麿は何処に駆けて行ってしまった…


「マァ~ロォ~!!!」
チカは何度も麿を呼んだケド…
麿は何処に必死に駆けて居なくなった。


麿の姿はもう何処にも見えなくなってしまった…


「麿…何処に行ったの…(;_q))クスン」


チカは悲しくなった。


チカはその晩、麿の餌を持って1人犬小屋の前に立っていた…


誰も居ない犬小屋…


その夜、麿は帰って来なかった。


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