気分転換に書く短編
そんなことわかってる
部活終わり、芝生の上で。
「なぁ、マネさん。」
「なんですか?満井(ミツイ)サン。」
「質問しても、えぇ?ただし正直に答えてや」
「低姿勢なのか上からなのかはっきりしてくださいよ」
そういって笑った彼女の笑顔が心に痛かった。
「まぁ、ええから。こたえろや。」
お前、
好きなやつでもできたんか。
よっぽど俺からそんな質問がきたことが意外だったのか、口をぽかんと開けたままの彼女に
いつもの三割増しであほ面やぞ。
と笑っていってやった。
声出す前に、顔で答えんなや。