俺が堕ちた……相手は王子?
その言葉が本当だったと知る事になるんやけど……。
「ただいま、おかんいるか??」
「はいはい、ってどうしたん!!あんた急に!!!」
バタバタと駆け寄る龍のおかんらしき人がデカイ図体に隠された俺を見た瞬間
「なんやの!!こんなお人形みたいな子つれてきて!!」
「ハーフ?え、あっ違うの??とりあえずケーキみたいなん無いし……羊羹でええか??」
「ミツ君とは全然違うタイプじゃないの!!でも芸能人みたいでお母さんは好きやわ~」
超ハイテンションでしゃべりまくる龍のおかん。
そのあまりの迫力に思わずぷっと吹きだすと、ようやく龍が笑った。
「ま、こんな親やしゆっくりしてってや」