俺が堕ちた……相手は王子?
「じゃ、今度俺の彼女の友達と遊ぶか?」
「マジで?相沢……神や!!」
相沢の手を取り目を潤ませるミツに周りの怪しい視線……。
「ミツ……手……」
周りの好奇の視線に気付いたのか、ミツは慌ててぱっと手を離し浮かれたように部屋に戻っていった。
「あいつさ、夕ヶ丘が男子校って知らずに入ったんやで?」
「ただのアホやん……」
それでも、外出できる日曜日に一緒に遊ぼうな?そう相沢は約束してくれた。
さすがに俺やって3年間一人は寂しすぎるし、相沢の彼女ってヤツも気になって一緒に出かける事にしたんや。