俺が堕ちた……相手は王子?
一瞬気になったけど亜美の笑顔には勝たれへん!
「待たせてゴメンな?」
「大丈夫やって♪」
彼女との再会……はいいけども!!
「これからどうする?」
上目遣いで俺を見ながら腕を絡ませてくる亜美。
……って、結局山しかないやんけっ!!
「わざわざ来てもらったんやけどなぁ、この辺り何にも無いんやわ」
散歩でもするか?と夕ヶ丘の敷地をぐるっと回ってみる。見渡す限りの森林は俺のすさんだ心を綺麗に……アホかっ!!
なるかっちゅーねん!!
「変な顔してどうしたん?ね♪あそこは?」