俺が堕ちた……相手は王子?
「龍~どこいっとったんや?……うぉら~もう一勝負!!」
「飯とっいたけど……冷めたカレーやで?……よっしゃぁ負けへんし!!」
寮の食堂に戻ると相沢とミツは目の前のプリンを賭けて腕相撲の真っ最中やった。
ってかなんで腕相撲やねん?
しかも冷たいカレーて!!!
「レンジとか無いんかなぁ?」
「残念ながら無いわ」
仕方なくそのままカレーをほおばると、にやにやした二人の視線を感じた。
めでたく勝利してプリンを手にしたのは相沢。
っていうかそれ俺のプリンじゃ??
ま、いいか。
さっきの出来事を思い出しとったら急に現実に戻された。
「なぁ、この辺りな何もないんやろ?何しとったん?」