俺が堕ちた……相手は王子?
「なんやねん。アイツ……あれじゃストーカーやわ」
相沢相手にうな垂れる俺。
「夏樹にも聞いたんやけどな?どうも相当龍の事気に入ったみたいで……逆に悪かったな?」
申し訳なさそうに頭を掻く相沢。
「相沢は悪くないし。あぁ~手出すの早まったか!!」
あれからまだ具合は良くない……と嘘をついている。
むしろ精神状態はズタボロなんは間違いないわ。
毎日、亜美は学校の外で待っている。
「気にしやんでええからな?少しでも近くにいたいだけやし」
気にならん方がおかしいわ!!
そんな日々は今日で5日目。鬼城の目にも入っとるやろうし……しぶしぶ俺は玄関口へ向かった。