俺が堕ちた……相手は王子?



「なんやねん。アイツ……あれじゃストーカーやわ」


相沢相手にうな垂れる俺。


「夏樹にも聞いたんやけどな?どうも相当龍の事気に入ったみたいで……逆に悪かったな?」


申し訳なさそうに頭を掻く相沢。


「相沢は悪くないし。あぁ~手出すの早まったか!!」



あれからまだ具合は良くない……と嘘をついている。

むしろ精神状態はズタボロなんは間違いないわ。



毎日、亜美は学校の外で待っている。



「気にしやんでええからな?少しでも近くにいたいだけやし」



気にならん方がおかしいわ!!



そんな日々は今日で5日目。鬼城の目にも入っとるやろうし……しぶしぶ俺は玄関口へ向かった。



< 35 / 146 >

この作品をシェア

pagetop