俺が堕ちた……相手は王子?
【第3章】交換条件
何を話してるんだか……。
ただ、ありえへん事に亜美が時折笑っとるし……って何で俺木陰で小さくなってんねん!!
こっそり覗きに来たものの、声までは聞こえへん。
「じゃあ絶対約束なぁ~♪」
「直接メールでも送るわ」
亜美の甘ったるい声が聞こえた頃には会話は終了らしく……。
「もう大丈夫やで?」
顔を上げるとそこには笑顔でVサイン。
「…………」
透って一体何者なんや??