月に秘めた恋
「うん・・・じゃあね」


そう言って 未憂は廊下を歩いた


「それならそうだって


言えよな・・・」


「言う必要ねーだろ・・・」


なんで 言う必要があんだよ


それに・・・李生の彼女だって


知らなかったし


「てか Bランチ奢れよ!」


「・・・わかったよ」


仕方ない・・・奢ってやるか


俺と李生は 学食に向かって


歩き出した


しばらくすると 学食に着いた


「あ! 湊!」


げ・・・なんで光里がいんだよ


光里は 俺の方に駆け寄ってきた


「偶然だねー 学食なんて


めったに来ないのにー」


そう言いながら 光里は


俺の腕に絡んできた


「おい・・・お前離れろよ」


「いいじゃん スキンシップよ!」


こいつ・・・マジでウザイな


「いいから離れろ それと李生


俺 購買でパン買うから」


そう言って 光里から離れて


学食を出た
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