月に秘めた恋
そう言って 廊下を歩いた
気を失っている未憂は
傷だらけだった
なんで・・・こんなになるまで
俺は気付かなかったんだよ?
保健室には 誰も居なかった
ベッドに未憂を寝かせて
俺は近くの椅子に座った
「・・・ごめんな?」
ごめんな・・・未憂
気付かなくて
未憂の髪を 手で整えた
こんなになるまで・・・きっと
悲しかったよな?
「ん・・・」
「未憂?」
未憂はそっと目を開けた
「・・・ここ」
「保健室だよ・・・お前
クラスの奴等にイジメられてたんだろ?
どうして言わなかったんだよ?」
「・・・迷惑かけたくなかったの」
迷惑って・・・
「俺 そんなに頼りないのかよ?」
少し 怒った声でそう言った
「違う・・・」
「じゃあ・・・なんで黙ってた?」
これは 未憂に対して怒ってるんじゃない
自分自身に怒ってるんだ
気を失っている未憂は
傷だらけだった
なんで・・・こんなになるまで
俺は気付かなかったんだよ?
保健室には 誰も居なかった
ベッドに未憂を寝かせて
俺は近くの椅子に座った
「・・・ごめんな?」
ごめんな・・・未憂
気付かなくて
未憂の髪を 手で整えた
こんなになるまで・・・きっと
悲しかったよな?
「ん・・・」
「未憂?」
未憂はそっと目を開けた
「・・・ここ」
「保健室だよ・・・お前
クラスの奴等にイジメられてたんだろ?
どうして言わなかったんだよ?」
「・・・迷惑かけたくなかったの」
迷惑って・・・
「俺 そんなに頼りないのかよ?」
少し 怒った声でそう言った
「違う・・・」
「じゃあ・・・なんで黙ってた?」
これは 未憂に対して怒ってるんじゃない
自分自身に怒ってるんだ