月に秘めた恋
ガシ
「帰るぞ」
そう言って 私の腕を掴んだ
「永見 お前未憂にいい加減な事
言ってんじゃねぇよ・・・」
湊君は 永見君を睨んでいた
そのまま 私の腕を引いて
廊下を歩き出した
ドキン ドキン・・・
「あの・・・湊君・・・」
「・・・」
なんで 黙っているの?
掴まれている腕が痛い
「腕・・・痛いよ」
「・・・ごめん」
湊君は 私の腕を離す
「何か言われたか?」
「え?」
「永見に・・・何言われた?」
「・・・私が妊娠して 流産した事や
あと・・・湊君が私の事
好きでもなんでもないって」
ウソだってわかってるのに
涙が出そうになる
鞄の紐を持つ手が 震えていた
ぎゅ
突然 湊君に抱き締められた
「気にするな・・・」
「帰るぞ」
そう言って 私の腕を掴んだ
「永見 お前未憂にいい加減な事
言ってんじゃねぇよ・・・」
湊君は 永見君を睨んでいた
そのまま 私の腕を引いて
廊下を歩き出した
ドキン ドキン・・・
「あの・・・湊君・・・」
「・・・」
なんで 黙っているの?
掴まれている腕が痛い
「腕・・・痛いよ」
「・・・ごめん」
湊君は 私の腕を離す
「何か言われたか?」
「え?」
「永見に・・・何言われた?」
「・・・私が妊娠して 流産した事や
あと・・・湊君が私の事
好きでもなんでもないって」
ウソだってわかってるのに
涙が出そうになる
鞄の紐を持つ手が 震えていた
ぎゅ
突然 湊君に抱き締められた
「気にするな・・・」