月に秘めた恋

何度・・・そう思っただろう？


俺は　未憂を泣かせてばかりなのか？


「・・・お前は情けなくないよ」


「・・・」


でも・・・俺にとって


本当に未憂は大事な女の子なんだ


しばらくすると　未憂は泣き疲れて


俺の肩に寄りかかって眠っていた


寝顔・・・本当に可愛いよな


今だけは　寝かせてやろうと思った


色々あって　気疲れしたんだよな？


だから・・・休ませたい


「・・・未憂　もう頑張らなくて


いいからな？」


そうだよ・・・もう頑張らなくて


いいんだよ


たくさん　泣いて


また悲しくなったら


苦しくなったら


辛くなったら・・・俺がお前を


未憂を・・・支えるからな？


だから　もうなんでも1人で


抱え込まなくてもいいから


「お前は　なんでも1人で


考える所があるからな・・・」


そう言いながら　寝ている


未憂の頬に触れた


涙の痕が頬に残っている