月に秘めた恋
・・・次の日・教室


案の定 俺は李生に色々言われた


「お前さー 人に電話しといて


待たせるなんて・・・」


「悪かったっつってるだろ?」


「・・・まぁ いいか


なんで来なかったんだよ?」


なんでって・・・


いちいち言わなきゃいけないのか?


面倒だな


「みーなと!」


「光里(ひかり)!」


幼なじみの 安西 光里(あんざい ひかり)が


俺の腕に絡んできた


「何? 何の話ー?」


「光里ちゃん 聞いてよー


湊の奴さー・・・」


「李生! てか光里 離れろよ・・・」


そう言って 俺は光里から


離れて廊下に出た


昨日の・・・なんだったんだ?


あいつ大丈夫だったかな?


「何 ふてくされてるのー?」


「・・・またお前か」


光里は 俺を覗き込んだ


「ねぇ 私と付き合わない?」


「・・・そんな気はねぇよ」


そう言いながら 廊下を歩いた
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