月に秘めた恋
・・・次の日・教室


俺は机に伏せて寝ていた


昨日は あまり寝れなかった・・・


「みーなと! 起きろよ!」


「・・・んだよ」


李生が俺を起こす


渋々 身体を起こした


「あのさ・・・お前にちょっと


相談があんだけど」


「は?」


相談って・・・なんだよ?


李生は 俺の前の席に座った


「実はさ・・・未憂の事なんだけど」


ドキン


一瞬 心臓が高鳴った


「・・・何?」


「最近 あいつ様子おかしいんだ


何か隠してるって感じでさ」


「へぇ・・・」


「でさ・・・お前聞いてくれる?」


「は?」


なんで俺が・・・


てか 自分で聞けよ


「なんでだよ?」


「ほら・・・俺が聞くと


答えにくいかもしれないだろ?


お前なら 未憂なんでも話すっぽいし」


だからって・・・そんなの


理由になってねぇよ
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