先生とあたしの秘密の恋
ね?ちょっぴり細くなる目。

魅力ありすぎー…。

「欠席、と…えーと…?中野依奈と」

は!?ちょい待ち!あたし居る!

前の席の中洲絢が振り返る。

絢とは小学からの友達である。

あたしは、中野依奈(ナカノイナ)、高1。

友達、中洲絢(ナカスアヤ)、同い年、近所。

なんて…て、ええ!?

先生が日誌であたしの頭を叩いた。

「バコッ」

鈍い音がして、切れ長の目が笑う。

「返事しろな?」

「は…はいっ」

きっと、あたしの今の顔タコかな。
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