私の物語
春
4月 中学校入学式
「悠クラス一緒だといいね」「うん。」
-クラス表-
私は小学校から仲の良い真希とクラス発表を見にいった。
真希はいつも私を励ましてくれるとても大切な友達だ。
喧嘩をしたこともあったが・・・父がそれは本当の友達の
証拠だといつも言っていた。
A組み40番須永 悠(すなが はるか)
B組み33番小森 真希(こもり まき)
最悪だ。
「・・・・クラス・・違うね」「うん。あぁかなりショック。真希と一緒が
良かったのに・・・」
「でも、クラス隣だしいつでも会えるよ。大丈夫」
いつもこうやって励ましてくれる真希が大好きだった。
「そうだね。じゃまた後で」
仲の良い奴なんかほとんどいない。
はぁぁ。こんなので大丈夫なのか私は・・・
-バシッ-「いっったい!」「おぉごめん小さくて見えなかった。」
こいつは保育園からの幼馴染で仲がいい。
「小さいって言うな!いつか抜かすから」「抜かせるならどうぞ。無理だと
思うよ」そうだよね・・・
このときの私の身長は144センチ
幼馴染の一馬(かずま)は身長155センチだった。
-それでは新一年生が入場します。大きな拍手をお願いします-
そんなことを話していたらもう入場の時間になってしまった
春の暖かさに包まれて私は中学生となった。