3バカ+αが魔王様を倒しに行く話。
しかし理由は勘違いしているようですが、ユータ達は少女を連れていく気満々でした。

少女もその点だけは素直に喜びました。


「ねえねえ、名前なんて言うの? ワタシはサワって言うの! 種族はクウキヨマズ族!」

「クウキヨマズ族って……絶滅の危機にある、あの脚力の優れた?」


少女はサワが先ほど無事だった理由をようやく理解し、改めて自己紹介をしました。


「私はサキと言います。みなさん、よろしくお願いしますね」
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