3バカ+αが魔王様を倒しに行く話。
「……ねえ、2人とも」
「良かった。呼吸はしているようだ」
「え、本当!? じゃあ早く手当てしないと。こんな風にした奴、絶対に許さないんだから!!」
「うん、それは良いんだけど……僕の話を聞いて……」
勝手に盛り上がっている2人にイクトは思っている事を言えませんでした。
傷も負っていないのに何故襲われたのだと断定するのかと。
それぞれが別の意味で困り果てていたその時、少年が微かに目を開けました。
少年はかすれた声で、視界に入ったユータに何かを訴えようとしていました。
「良かった。呼吸はしているようだ」
「え、本当!? じゃあ早く手当てしないと。こんな風にした奴、絶対に許さないんだから!!」
「うん、それは良いんだけど……僕の話を聞いて……」
勝手に盛り上がっている2人にイクトは思っている事を言えませんでした。
傷も負っていないのに何故襲われたのだと断定するのかと。
それぞれが別の意味で困り果てていたその時、少年が微かに目を開けました。
少年はかすれた声で、視界に入ったユータに何かを訴えようとしていました。