3バカ+αが魔王様を倒しに行く話。
「この先は通させないわよぉ……」


2階の大広間にいたのは1人の女性でした。

その姿を見たケイトの顔はみるみる内に青ざめて行き、

彼女が自分に気づかれる前に逃げようとしていました。


「ん? ……あら! 貴方は……!」


時既に遅し。女性はケイトに気付いてしまいました。

興奮気味で目を輝かせ、鼻息も何処か荒く見えました。

一同はそんな女性の様子を見てから、ケイトを見ました。


「ねえ、あの子ってケイト君の知り合いで?」


サワがそう聞いてもケイトは黙ったままでした。

その様子を見てイクトは以前にケイトが話していた事を思い出し、もしかしてと思い聞きました。
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