3バカ+αが魔王様を倒しに行く話。
「あの、イクトさん……大丈夫なんでしょうか? 勢いで付いてきてしまいましたけど」

「大丈夫! イクちゃんは強いから。女の子だから優しくはすると思うけれど、負ける事なんてないって!
ユータだってイクちゃんとは仲悪いけれど、ちゃんとイクちゃんの実力は認めている。
そうでなければ1人残して行くなんて真似はしないよ」


階段を駆け上がる途中、下の階で響く轟音を聞きながら、

サキは1人でリオに立ち向かうイクトの身をただ1人心配しました。

しかしその心配を消し去るように、サワは彼女に大丈夫だと力説しました。

イクトとの付き合いがサキよりも遥かに長い、サワの言葉です。

サキはその言葉に安心をしていました。
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