3バカ+αが魔王様を倒しに行く話。
「気付いたか!?」

「…………は……」

「え?」

「ご…………は…………」

「ゴハ? 君をやったのはゴハって奴なんだね!?」


サワの言葉に、少年が少しだけ否定をするような素振りを見せていましたが、

ユータもサワもそれに気付きませんでした。

訴えたい事を訴えたからでしょうか。少年はまた気を失ってしまいました。

そうとは知らず、死んだと思ったユータとサワは怒りに燃えました。


「ユータ! イクちゃん! ゴハって奴を倒しに行くよ!  弔いの為にも」

「おう、言われなくても!」

「いや……だから、あの…………いいや、もう行ってくれば?」


ユータとサワのテンションに、イクトは付いて行く事が出来ませんでした。
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