our kind of love
五度目の逢瀬



「え?」


「だから、うちに来ない?」

いつものように彼女と待ち合わせ、食事をしている最中、彼女が突然そんなことを言いだした。


「……」

いつも彼女と食事をした後は、ホテルに向かうし、送っていきはしても彼女の部屋に入ったことはない。

突然の申し出に何も言えないでいると、


「別に深い意味はないんだけど」

と彼女がいつもの澄ました微笑みを見せた。


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