our kind of love



「ごめんね、突然」


車に乗り込んだ彼女は、この雪の降る中長いこと外にいたようで、小さく震えていた。

俺は暖房の温度を上げるついでに、煙草の火を消す。


「気にするな。どっかでコーヒーでも飲むか?」


「ううん、大丈夫。ね、先生、今日何時まで居られる?」


「いつもと同じくらいかな」


< 39 / 91 >

この作品をシェア

pagetop