our kind of love

「先生、私お腹が空いた」

だけどそうにっこり笑って振り返った彼女の表情は、それ以上何も言うなとはっきり書いてあって、俺は何も言えなくなってしまう。


「今日はイタリアンが良いな」


勝手なことを言いながらさっさと歩いていってしまう彼女。


彼女はいつもそうだ。


いつも俺を置いていってしまう。


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