our kind of love

二人ともハッとして、窓の外を見る。


これはまずいな、と思いながら、どこかで冷静な自分もいた。


帰る方法や、妻への言い訳を思案していると、当の妻から電話がかかってきた。


「…ちょっとごめん」


彼女に断り、携帯を持ってレストランの外に出た。


< 49 / 91 >

この作品をシェア

pagetop