our kind of love
八つ目の星を数えて



「良い部屋だね」

部屋に入ると、彼女はリラックスした様子でベッドに腰掛けた。


「そうだな」

引かれていたカーテンを開けると、海辺にしんしんと降る雪が見えた。



「…綺麗」


窓辺に立つ俺の横に来て、彼女は小さく呟いた。

隣に立つ彼女の肩が、なぜだかすごく頼りなさげで俺は小さな焦燥感に駆られた。

そして深く考える前に彼女を抱き締めていた。

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