our kind of love

TRRRR……

ダメ元でかけた電話は、面白いくらいあっさりと繋がった。

イライラしながら応答を待つ俺は無意識の内に煙草を掴んでいたが、ここが教室だということを思い出し、乱雑にポケットにしまいこむ。


「…はい」

ちょうど煙草がポケットにおさまったその時、耳にずっと聞きたかった声が聞こえた。


< 69 / 91 >

この作品をシェア

pagetop