密恋

分からないが
急に胸が締め付けられるような気がした

何だろうこの気持
初めての気持
切ない気持

菜摘は、イヤホンを取りCDを机に置いた

なんだか
最後まで聞く事が出来なかった







日曜は
菜摘の思っていたより早く来た

菜摘は、母に内緒で可愛い服を一着買っていた。

それを着て
髪を下ろし
化粧をして
玄関に向かう

「図書館行って来る」

母は、いつも朝は書斎から出て来ない

「行っらっしゃい」

案の定、出て来なかった
顔すら見せない

菜摘は、家を出ると
駅前の噴水に向けて走った。



駅前の噴水前に着くと、翔の姿は無く
まだ来て居無いようだった

時計を見ると五分早く着いた

このぐらいが丁度良いよね
早く翔来ないかなぁ

だが

翔は、時間を過ぎても来ない

菜摘は、んだん不安になって来た
もしかして冗談で言ったのかも…

帰ろうかなぁ

菜摘が立ち上がろとしたその時

「ねぇ今一人？可愛いね俺らと付き合わない」

翔の変わりに菜摘に声をかけて来たのはチャラい感の男

これが噂のナンパとかいう変な人？

菜摘は、ナンパに合うのは初めましてで
どうしたら良いか分からない。