桜ヶ丘高校軽音楽部生活!!





「あ、朝の人……」


「渥美です、朝はごめんね」


言葉を交す僕たちを見ていた先生は、不思議そうにしながら言った。


「なんだ、渥美は中野の知り合いか? それなら中野に学校を案内する係りをお願いしようかな」


「えっ!」


「頼めるな、中野?」


「は、はい……」


先生の提案を観念したように受け入れた『中野』の呼ばれたツインテールの女の子。


「ありがとう」


「ううん、気にしないで」


僕が椅子に座りながら中野さんに謝ると、中野さんは微笑んで首を横に振ってくれた。

僕の高校生活幸先良すぎだ〜!


「ではホームルームを始める。日直」


「起立、礼」


『おはようございます!』


こうして始まった僕の高校生活。朝から出会いがあったし、なんだか楽しい高校生活になりそうだ!!


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