桜ヶ丘高校軽音楽部生活!!



その後直ぐにさわ子先生は職員室から出てきた。僕はさっきの出会いを思い出しながら教室に向かう。


教室への道のりはさほど長くなかった。ほんの1分くらいだ。


そしてたどり着いた1年2組。ここが僕の過ごす教室になるんだ。


「失礼します。渥美くんを連れてきました」


さわ子先生が教室のドアを開けて中にいた担任の先生であろう男の先生に言う。

さわ子先生は担任の先生じゃないんだな……優しそうなのに残念……


「よく来たな。入りなさい」


「はい。ありがとうございました」


さわ子先生におじきをすると、さわ子先生は優しく微笑んで肩をポンと1回軽く叩いた。


「頑張りなさい!」


さわ子先生の激励をうけて僕は教室に入った。


教室中の視線が僕に集まる。

ああ~……心臓がバクバクや~!


< 8 / 15 >

この作品をシェア

pagetop