(続)太陽のキミといつまでも…~黒姫×金龍総長~
「で、あんたもしかして…最近急に音信不通になったって言う人?」


皐月が珍しく、ひきずってる女だ。
多分、皐月は気付いてないかもしれないけど、好きになりはじめてるのかもしんねぇ…




「実は、、私妊娠してるんです!皐月と私の赤ちゃんがいるの…」




「………はあ!?」






妊娠…。
皐月の奴…避妊しなかったのかよ…あの馬鹿。




「皐月とは、勿論ただのセフレだった。好きになんてならないと思った。でも…
いつしか皐月が好きになってた。付き合わなくてもいいから一緒に居たかった。

でも、夏休みの後半から
体調悪いと思ったら妊娠してて、、」




「…産みてえよな。」



そりゃ、皐月の気持ちわからんでもねぇ。
俺もそうだったから…

けど、真夏の気持ちも今はわかる。
好きな奴との間にできた
大切な命。


産みたいに決まってる。




「勿論…産みたい。
皐月に言うのが恐くて、1人で産もうとも思った。
でも…やっぱり皐月に知っていて欲しくて…でも恐くて仁君に相談したの。」





「…恐がる事ねぇよ。
皐月はきっと…あんたの事受け入れる。
アイツも恐えぇんだよ。
だけどあんた好きなんだよな?皐月の事…」




「あたりまえよ…」




「なら大丈夫だ!
アイツ愛されたことねぇから…。きっと戸惑う。
けど、あんたのお腹には命があんだ。だからちゃんと皐月とは、話さなきゃなんねえ。
俺も協力すっから!」





「…ありがとう。」




「明日、放課後金龍の倉庫に来い!俺も明日は行くから。」




「…わかったわ…」





真夏と皐月の間にできた命に罪はねぇからな…
それに皐月もきっとけじめつけなきゃいけねぇじきなんだよ。。








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