(続)太陽のキミといつまでも…~黒姫×金龍総長~
卒業式が終わり、退場してくる卒業生を在校生がアーチで見送る。


伊坂の好例らしい。



にしても、予想どうり…
3トップさんがなかなか来ない。



「キャー先輩写メとってくださーい!」


「ボタンくださーい!」



女子たちに囲まれ、
足止め状態…。



さすが人気者は違う。



ム、ム、ムッ…




べたべたと触りやがって!



仁は私のなのにぃ!!




「あ、そろそろ仁を解放してあげた方がいいかも…

クイーンがご機嫌斜めだ…」


歩が女子たちに、ニヤニヤしながらどす黒いオーラを放つ私を指差した。



すると、焦ったように
道をあけた。




「ふッ…妬きもち妬き…」



やっと私の所に来た仁は
嫉妬心むき出しの私を
ケラケラ喉をならして笑った。



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