おうじさまのしつけ
「あたし、魔法をつかったの♪」
「アタマいかれてんのかこいつ?」
「ガーンッ(((( ;°Д°))))」
しょんぼりするガキ。
私服でどう見ても魔法が
使えそうに思えない。
本当にどっから湧いてきた?
「ほらほらまだ小さい子なんだから
そんなこと言わないの
お名前なんて言うの?」
「なまえ…ない」
「え?」
「なまえなんかないもん」
まさかの夏目漱石宣言!?
ガキはキリッと俺を見る。
俺はちょっと怯む(情けない)。
「あたしはあなたの
おひめさまになるの。
だからあたしのこと
゙ひめ"ってよんで♪」
……………。
「こいつやっぱ
アタマいっちゃってる」
「ガーンッ(((( ;°Д°))))」
またもや落ち込むガキ。
なんなんだこいつ。
「なんかもー話が
進まないんだけどー」
綾瀬がイライラし始める。
ヤバい、俺が八つ当たりの対象になる。
綾瀬の揺れる巨乳を
見ている場合じゃない。
突然、ガラッと
生徒会室のドアがあく。
「わしが説明しよう!!!!」
「「「校長!」」」
「おじいちゃん!」
!?