おうじさまのしつけ

そんなところへ
小さい女の子の
声が頭からふってきた。


「お姉ちゃん
ひなたぼっこ?」


私は目の前に映る
女の子を見て何回も
瞬きをした。

なんで高校に
幼稚園ぐらいの
女の子がいるんだ?


「あたしもいっしょに
ひなたぼっこしていい?」

「うん」


私が頷くと女の子は
顔を綻ばせてどてーんと
大の字になった。


はたから見たら
なんとも異様な光景。

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