君が教えてくれた事
彼氏



「あのさ今から俺が話すこと

何も言わず聞いてくれる?」


「えっ…うん」


私はこうゆうしかなかった


お互い何も喋らない…


そんな重い空気だけが私たちを


取り囲んでいた。


そんな空気に耐えらんなくなった

私が口を開こうとした時


翔斗君が静かに喋りだした。


「俺さ彩姫ちゃんが高島に告白


されてんの見たときにさ


すっげ-悔しかった。


初めて逢った日真凛に


誘われただろ?


あれさ俺が光太郎に頼んで


光太郎が真凛に頼んだんだよ。


正直さ俺新入生歓迎会で


彩姫ちゃん見たとき素直に


可愛いと思った。


でも彩姫ちゃん外見こんなだし


俺等の代でも人気でさ


多分今彩姫ちゃんの事知らね-


奴なんか居ね-と思う。


だから俺高島にすげ-腹立った


俺が話しかけらんなかった


彩姫ちゃんに話しかけてる高島


が羨ましくて羨ましくて…


だからあの日彩姫ちゃんが


高島と逢った日半分諦めたんだ


あ-あ俺じゃダメだったんだって


でも真凛にかかってきた


彩姫ちゃんからの電話で


俺行かなきゃって助けなきゃって


必死に走ったんだ…


そんで彩姫ちゃん見つけた。


でも見つけた時の彩姫ちゃん


見てビックリした。


でもなそれ以上に高島に無償に


腹立った。


だからさっき彩姫ちゃんが高島に


逢いに行くって言ったとき


本当は行くなって止めたかった


でも俺そんな立場じゃね-し


はあ…俺格好わり-な…」




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