君が教えてくれた事



今日から始まるんだ

新しい生活が…

友達を沢山作って

普通に恋をして

高校生活を満喫しよう。

そんな事を思いながら

正門に立ち校舎を見つめていた


「うわ-

あの子凄いギャルじゃん」


「でも可愛い」


そんな会話が遠くから

聞こえてくる。


「おい行くぞ?」


そんな兄貴の1言で

私は引き付けられるかのように

歩き始めた。


今日から始まる新しい生活に

胸を高鳴らせながら


私は兄貴と一緒にクラス表を

見に行く。


1年C組

瀬戸山 彩姫


C組か…

楽しみだな…


「じゃあまた後でな」


兄貴は、そお言って

入学式が始まる体育館に

1足先に歩いていった。


よし!

行きますか


私は新しいクラスに期待を

高めながら歩いていった。


〝1年C組〟


私はその前で立ち止まる。


そして教室に入っていく。


初日だからかみんな静かだった


私はこうゆう雰囲気が苦手


仕方ないかと思いながら

自分の席に着いたときだった


「ねえねえ

あたし真凛!

岡崎 真凛」


えっ?

そう思いながらも


「あっ私は彩姫

瀬戸山彩姫」


「彩姫ね

よろしくね!」


「うん。

よろしくね」


真凛が高校で初めて出来た

友達だった…


真凛?

彩姫は、真凛が居てくれたから

どんな事もできたんだよ?

真凛が居てくれなかったら

今の私は居なかったよ…



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