君が教えてくれた事



それからすぐに担任がきた。


「え-1年C組の担任になった

高柳 優磨だ!

今日から1年間よろしくな」


高柳先生は颯爽と話を進めた


高柳先生の自己紹介が終わった

時だった


ピ-ンポ-ンパ-ンポ-ン


〝今から新入生歓迎会が

始まります。

新入生は速やかに体育館に

集まりなさい〟


そんな放送が流れてきた。


「彩姫いこっ!」


「あっうん」


真凛に手を引っ張られる形で

体育館に向かう


真凛はどっちかとゆうと

サバサバしてて男っぽい


私と真凛が体育館に

着いたときだった。


「瀬戸山彩姫ってどの子-?」


えっ?

今私の名前呼んだ?


「彩姫今名前呼ばれてなかった?」


「うん…呼ばれてた」


まあいっか

この時は軽くしか考えて

なかったんだ…


私達が入場して席に

着いてからは、

校長の話が長々続いた。


私は前日寝不足だったため

校長の話が子守唄に聞こえ

ウトウトしてしまった。


「…姫……彩姫!」


「えっ?なに?」


「なにじゃなくって

もう入学式終わってるから」


もう終わったのか…

そう思い真凛と教室に戻る途中


「彩姫…駐車場に居るから」


「うん。わかった」


遠くから兄貴に声をかけられた

せいか周りに見られた。


「えっ

なになに?

彩姫今の彼氏-!!?」


「はあ?

今のは兄貴だよ」


「な-んだビックリした」


やっぱ端から見たら

彼氏になっちゃうのかな…



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