スターに恋をする

あれから何分たっただろう、きっと10分もたっていない。

サッカー部を見ていた私はいつの間にか浅い眠りについていた…



誰かに優しく肩を叩かれ目を覚ます。




う~ん。
うわっ!!眩しい。沈みかけた綺麗なオレンジ色の夕日の光が廊下の窓から入ってきて、目覚めたばかりの私の目を刺激する。

そこにひとつ黒い陰…
こっちを見てるみたい。

すっごいイケメン…
私の大好きなあの人。
どうしてここに?

私は…今、夢を見ているの?
ダサ男の格好をしてるじゃない。
ダサ男はあの人とは違うよ…






「………ん…いしさん…しらいしさん!!」


はっ!!
私の目の前にはあのダサ男…
眠っていた私を起こしてくれたみたい。

校庭からサッカー部の掛け声が聞こえる。

あれは、夢か…



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