スターに恋をする
声のする方を見てみると、超がつくほどのイケメンが立っていた…
「あっ…えっ…と、今日来た韓国人の先生に用があってきたんですけど、国語教官室にいらっしゃいますか?」
きっと海帆も私と同じことを思ったのだろう。少し動揺している…
でも一つだけ違っていることがある。
海帆の瞳はまるで一目惚れでもしたかのよいにとろんとしている。
まさか海帆…
「あぁ~ちょっと待ってね。見てくる。」
ガラッ…
イケメン先生がダサ男を探しに教官室に入った瞬間…
「椛…私恋しちゃったみたい。」
ぼそっと、イケメン先生が入って行った教官室のドアを見つめながら海帆が言った。
やっぱり…
「やっぱりね…。今の海帆、何かピンクのオーラがすごいよ。」
私は少し顔をひきつらせながら海帆に言う。
「もう、私…あの韓国人の先生はどうでもいい。あのイケメンにアタックするからあ―!!」
海帆は非常に気分屋だ…
まあ~でもライバルが減ったことだし、喜ばなくちゃね♪