スターに恋をする

海帆の恋



結局今日は韓国語の授業がなかったから一度もダサ男と逢うことはなく、下校の時間になってしまった。


補習の時に聞くしかないかあ…
一人だから少し聞きづらい気もするが仕方ない。

「椛―!!」

遠くから海帆が私を呼ぶ。

「何―?うち今日も補習だよ~。」


今日て補習二日目…

周りに何人か人はいたが、恥ずかしいという気持ちももうどうでもよくなり、遠くにいる海帆に聞こえるように大きい声で言う。


遠くにいた海帆が小走りで私の元にかけ寄って来て顔を赤くしながら下を向いてはずかしそうにしていた。

「どうしたの?」

「私、あの昼休みにあった先生のこと…好きになっちゃった。」


海帆は私の目を見て恥ずかしそうに言った。

かわいい…

本人は気付いてないみたいだが、海帆は男子に結構モテる。

でも鈍感な本人はまったく気付いていないみたいだ…


だから、お昼からこんなに時間が経っているのに私が海帆の気持ちに気付いてないと思っていたみたいだ。

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