スターに恋をする


「ぷっ……あははははは…海帆―♪うち、とっくに分かってたよ♪」

私は笑いながら海帆に言った。


「へ?…何で~~~!!??」

海帆は目を丸くして驚いている。


「海帆…あの先生見た時明らかおかしかったし、もうあれから二時間もぼーっとしてるし、私が話しかけても上の空だし…バレバレだから~♪(笑)」

私は少しからかうように海帆に言った。


「うそ~~~。」

海帆はさっきよりもさらに顔を赤くして恥ずかしがっている。


「本当だよ~♪かわいかったなあ♪先生のことず~っと目で追っててさあ~♪」

私は海帆が恥ずかしがってるのが楽しくて、さらに海帆をからかう。


「もぉ~~!!!早く言ってよね!!ずっと恥ずかしくて言えなかったんだからあ―!!


…………でも言えて良かった。私、先生のこと本気だよ。」

海帆は少し怒った後、落ち着いてから私に自分の気持ちを言ってくれた。


先生を好きになった海帆…


生徒と先生の恋は許されることではないのかもしれない…


でも、私は親友が本気で恋したのだから応援したい。


好きになったのが偶然先生だっただけ…
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