スターに恋をする


先生、背高いなあ…
男の人の背中ってこんなに広いんだあ…

いや、どれも先生だからなのかもしれない。


そんなことを考えている私の心拍数はドンドン上がっていく。


先生の後ろ姿をじっと見つめる私。

話しかけたいのにためらっている。


でもそんな心とは逆に、私の右手は自然と見つめていた先生の背中へと伸びていく。
ドキドキが止まらない。
心臓が壊れそう…

もうちょっとで先生に触れられると思った瞬間………


「うわっ!!びっくりしたあ~!!」

学校での王子さまの様なしゃべり方とは全く違うしゃべり方の先生が凄く驚いていた。

「わぁっ…すいません。」

私がもう先生に触れるだろうという時、先生がおにぎりを選び終わったのか、思い切り振り返ってきて、ぶつかりそうになった。

「あれ?君は……あぁ~!!あの時の子だ!!韓国語の講師の先生を探していた子。」


うわあ~覚えててくれたんだ♪
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