スターに恋をする
私と椛が通う高校はこの辺りでも結構有名なマンモス高…
生徒は1000人以上はいるだろう。
だから生徒のことを覚えている先生なんて滅多にいない。
こんな小さいことでも先生が覚えててくれたということが、私はとても嬉しかった。
「そうです!!海帆って言います!!」
私は嬉しくて、思わず勢いで自己紹介をしていた。
「あはは…面白い子だね♪海帆ちゃんかぁ~。よろしくね♪
僕は桐生輝(キリュウヒカル)だよ。好きなように呼んで。」
桐生先生かあ~
何か先生にぴったりの名前…
そういえば先生しゃべり方いつものに戻ってる…
さっきのは何だったんだろう?
「はい!!じゃあ普通に桐生先生って呼びます♪」
先生と話している間に、いつの間にか緊張していた私はもういなくなっていた。