スターに恋をする

「ところで海帆ちゃんはお買い物かい？」
先生から話しかけてくれた。
私のテンションはもうマックスに達していた。


「そうです。両親が今旅行でいないのて、夕飯を買いに…」

「そうかあ～。一人でご飯何て寂しくないかい？」


本当のこと言うと正直、寂しかった。

一人っ子の私はいつも両親とご飯を食べるのが当たり前だから一人で夕飯を食べる何て考えられない。


「正直いうとちょっと…」


桐生先生はこんなこと聞いてきたけど、やっぱり一緒にご飯を食べる彼女がいるのかなあ…

勝手に私が思っただけなのに、少し胸がチクリと痛くなった。


「そうだよね。大丈夫かい？」

「はい。………先生は…彼女とご飯ですか～♪？」

真実を知るのは怖かったけど思い切って聞いた。

私の気持ちがバレないようにわざと明るい口調で…