スターに恋をする
噂なんて信じたくないのにさっきからあのダサ男のことばかりが気になる…
やっぱり韓国人のイケメンかもしれないと聞いて気にならない訳がない。
時間はあっという間にすぎ、もう帰りのSHRの時間になっていた…
補習の時間が刻一刻とせまってきた。
「え~っと、今日の放課後に韓国語の授業の補習があるみたいなので、該当者は行くように…」
うちのクラスの担任が話をする。
もうわかってますよ。
何度も言わないでください…
「椛~。帰ろ~♪……あっ、ごめん。補習頑張ってね…」
「うん…。大丈夫だよ…また明日ね。」
あ~あ、みんな帰っちゃった…
私は一人補習…
つまんないなあ~
確か場所は教室でいいんだっけかな?
私は誰もいない教室の窓側の自分の席に座り、窓から校庭で練習しているサッカー部を窓にひじをつきながらぼ~っと眺めていた。