色×iro~素顔のままで~
「あの時は突っ込まなかったのに、何で今...」
「だって、あれは、学校だったから」
「...怖がってたら、連、助けてくれたかなって、思ったから」
「何ぁんだ」
「何だってどう言うことよ。訊いたんだから、答えてくれても...」
「助けない」
連が笑う。
「スイがあんなものを怖がらないことを、オレは知ってるから。けどね」
ふいに、雷がなった。
遠くから、予備的に聞こえてくることもなかったのに、急に、近くで。
あたしは、耳をふさいでうずくまる。
「...これが怖いことも知ってる」
連は、いつの間にか、そばにいた。
「だから、天気予報見て、心配になったお母さんに、頼まれたんだ」
頭の上で声がする。
「だって、あれは、学校だったから」
「...怖がってたら、連、助けてくれたかなって、思ったから」
「何ぁんだ」
「何だってどう言うことよ。訊いたんだから、答えてくれても...」
「助けない」
連が笑う。
「スイがあんなものを怖がらないことを、オレは知ってるから。けどね」
ふいに、雷がなった。
遠くから、予備的に聞こえてくることもなかったのに、急に、近くで。
あたしは、耳をふさいでうずくまる。
「...これが怖いことも知ってる」
連は、いつの間にか、そばにいた。
「だから、天気予報見て、心配になったお母さんに、頼まれたんだ」
頭の上で声がする。