色×iro~素顔のままで~
「嫌でも、その時また来るから」
嫌な訳ない。
「待ってよ、外凄い雨だよ。もうちょっとおさまるまでここにいた方がいいよ」
言っても聞かなそうなので、腕を掴んで捕まえる。
連が少し低いところにいるせいで、同じくらいの背。
連が振り返る。
「...それと、ありがとう、来てくれて」
「...スイ?もう1つ、訊いていい?」
「え?」
「さっきの続き。...何でオレに助けて欲しかったの?
本当は、そこが一番訊きたかったんだ」
そうだった。
あたしは、イッセーさんの事が好きだったって過去形で言ったんだ。
それ、まだ訂正してなかった。
「ごめん。...あたし、連に惚れちゃった」
「過去形じゃ、ないんだ」
「カイトのせいだよ。あんなバラし方したから」
「オレは、あのせいでスイの夢えを壊したと思ってた」
雨の音が、聞こえなくなる。
「...帰る」
連は、ドアを一瞬で開けて、帰って行った。
嫌な訳ない。
「待ってよ、外凄い雨だよ。もうちょっとおさまるまでここにいた方がいいよ」
言っても聞かなそうなので、腕を掴んで捕まえる。
連が少し低いところにいるせいで、同じくらいの背。
連が振り返る。
「...それと、ありがとう、来てくれて」
「...スイ?もう1つ、訊いていい?」
「え?」
「さっきの続き。...何でオレに助けて欲しかったの?
本当は、そこが一番訊きたかったんだ」
そうだった。
あたしは、イッセーさんの事が好きだったって過去形で言ったんだ。
それ、まだ訂正してなかった。
「ごめん。...あたし、連に惚れちゃった」
「過去形じゃ、ないんだ」
「カイトのせいだよ。あんなバラし方したから」
「オレは、あのせいでスイの夢えを壊したと思ってた」
雨の音が、聞こえなくなる。
「...帰る」
連は、ドアを一瞬で開けて、帰って行った。