色×iro~素顔のままで~
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チケットは、ライブのチケットだった。
これを受け取っていたとこは、数人の女子にちゃっかり見られたのだけれど、とりあえずはまだ、見て見ぬフリをしてくれている感じだった。
怖くはあるけれど、今後の行動に気を付けてれば、みんな忘れてくれる...と思うことにして、
あたしは、そのライブハウスに行ってみた。
トモエを無理矢理誘って。
で、後ろの方で、ボーッと立って
みんなとのテンションの違いに、ちょっと冷めながら見ていた。
何組か目。
もう帰ろうかな。
そう思った瞬間、歌いだされた曲に、顔を上げた。
テンポのいい、リズムの中。
切ない曲調と、この、声。
チケットは、ライブのチケットだった。
これを受け取っていたとこは、数人の女子にちゃっかり見られたのだけれど、とりあえずはまだ、見て見ぬフリをしてくれている感じだった。
怖くはあるけれど、今後の行動に気を付けてれば、みんな忘れてくれる...と思うことにして、
あたしは、そのライブハウスに行ってみた。
トモエを無理矢理誘って。
で、後ろの方で、ボーッと立って
みんなとのテンションの違いに、ちょっと冷めながら見ていた。
何組か目。
もう帰ろうかな。
そう思った瞬間、歌いだされた曲に、顔を上げた。
テンポのいい、リズムの中。
切ない曲調と、この、声。