色×iro~素顔のままで~
そんなことは、どうでもいいか。

「好き嫌いとか、ないの?」

「人様の家では、ない」

そうか、エラいな。

「スイは?」

「あんまり、ないかな」

「そか」

ゆっくりしっかりご飯を食べて、自分達の使った食器を一緒に洗って。

こんなに面倒くさいことが、連と一緒に、話しながらだと、楽しくて。

イッセーさんに、衝撃を受けて、一目惚れとかしなくても、

あたしはずっと、静かに、連の事が好きだったんじゃないかなって、思った。








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