色×iro~素顔のままで~
レタスグリーン
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今日は少し早めに家を出た。
目の前に、歩いている連を見つける。
あたしは、ちらっと、自分の行動に気を付けないと行けないことを思いながら、連に追い付いた。
「おはよう、連」
連は眠そうな目で、こっちを見て、
「おはよ」
起きてからあんまり時間がたってないのか、ちょっと声がかすれてる。
「あの、チケットありがとう」
「ああ、あれ?あれは、スイが、オレが口ずさんだらしい曲を、何て曲かって訊いてきたから。
アマチュアバンドの曲だから、説明するより、観てもらったほうが早いかなって思って」
「そうなんだ。...その説明、先に欲しかったな」
「する暇、なかったんだ。スイ、取り込んでたし」
取り込んでた?
あたしは、チケットをもらった時の状況を思い出した。
渡り廊下で、トモエに、連と一緒だったことを突っ込まれてたとこだった。
一緒に誤解を解いてくれたら良かったのに。
今日は少し早めに家を出た。
目の前に、歩いている連を見つける。
あたしは、ちらっと、自分の行動に気を付けないと行けないことを思いながら、連に追い付いた。
「おはよう、連」
連は眠そうな目で、こっちを見て、
「おはよ」
起きてからあんまり時間がたってないのか、ちょっと声がかすれてる。
「あの、チケットありがとう」
「ああ、あれ?あれは、スイが、オレが口ずさんだらしい曲を、何て曲かって訊いてきたから。
アマチュアバンドの曲だから、説明するより、観てもらったほうが早いかなって思って」
「そうなんだ。...その説明、先に欲しかったな」
「する暇、なかったんだ。スイ、取り込んでたし」
取り込んでた?
あたしは、チケットをもらった時の状況を思い出した。
渡り廊下で、トモエに、連と一緒だったことを突っ込まれてたとこだった。
一緒に誤解を解いてくれたら良かったのに。